福岡のWebシステム開発・ホームページ制作会社 KIS株式会社

ホームページの保守とは?作業内容や費用相場などを解説

ホームページとは出来上がればそのまま終わりという訳ではありません。出来上がってすぐは正常に動いているホームページでも年月が経つとWebシステムの更新やアップデートによって不具合が生じたり、ハッキングやサーバー攻撃を受ける可能性もあります。また公開した後にやっぱりこの部分はこうしたい!と思う部分が出てくるかもしれません。サーバーやドメインも定期的にメンテナンスする必要があります。会社の中にはWordpressなどのCMSを使ってホームページを作成する企業も多く、使用しているツールの定期的なアップデートも必要になってきます。
ホームページを家に例えるとわかりやすいかもしれません。家も年月が経つと壁の色がかすんできたり、木に傷ができたり、庭に草が伸びてきたりします。なので壁に色を塗り直す、草を刈るなど定期的なメンテナンスが必要になります。しかし家に比べてホームページはどこが古くなっているのか、修理をする必要があるのかが、見えにくい部分があるのでわかりにくいです。そこで保守作業もホームページのプロにお任せしているケースが多々あります。
また、ホームページが出来上がってからそのまま何もしていない方もいらっしゃいます。
ホームページは会社の玄関ともいえる場所です。現代では会社やお店について知りたい場合、ほとんどの人がまずインターネットで調べます。企業やお店のホームページを開いたときに、お知らせの最新情報が2年前、会社案内しか情報が載っていない場合どうでしょうか?「この会社って今も営業しているんだろうか?」「これだけしか情報が載っていないのか」と思ってホームページから離脱してしまいます。インターネットを利用しているユーザーは様々なサイトを見ているので簡単に同業他社と比較されてしまいます。情報が詳しく載っている、最新情報も定期的に更新している会社やお店の方がお客様になってくれる可能性は非常に高いです。
ホームページからお客様の獲得につなげるためにもホームページの中身も定期的に更新していく必要があります。

保守の種類

ドメイン保守

ドメインとは会社の住所ともいえるもので、会社のURLなどでよく見る「https://test.com」の「test.com」の部分です。ドメインは契約して取得する必要があり、1年更新や数年に1回更新と契約期間が定められています。料金の支払いもあるので契約更新の対応を忘れず行う必要があります。

サーバー保守

サーバーはインターネット上の倉庫のようなもので、ホームページ・Webシステムの情報など様々な情報を保管し、利用者のリクエストによって必要な情報を取り出すための場所です。ホームページを形作るための情報もサーバーに保管しているので、ホームページを公開する際は必ず必要になるものです。
サーバーにも種類があり、サービスとして提供されているサーバーを借りて利用するレンタルサーバーや、自社内で専用のサーバーを設置する会社もあります。
いずれにしても毎月サーバー代を払う必要があり、契約期間が設定されているので、継続する際は更新を忘れずにしていく必要があります。
レンタルサーバーなどの運営している会社からサーバーを借りて利用する場合は、運営会社がサーバーの保守・管理を行っているため、利用者が何かメンテナンスを行ったりする必要はありません。専用サーバーやクラウドサーバーの場合は利用者が保守・運用作業を行う必要があります。

セキュリティ

ホームページを運営する上で重要なのがセキュリティです。ホームページ内でお問い合わせ機能がある場合などお客様の情報を取り扱うサイトであれば、サイト利用者の個人情報など大切な情報が漏洩してしまっては大変です。またサイバー攻撃によりホームぺージにダメージを与えようとする悪質なユーザーもいます。
セキュリティが脆弱であると顧客情報や注文情報などの情報を漏洩する可能性があり、会社の信頼を失う、または損害を与えられる危険が高まります。
セキュリティを強固なものにするためにも使っているWebシステムを最新の状態にする必要があります。

SSL証明書の保守

現在ほとんどのWebサイトで適用されているSSLというものがあります。SSLとはインターネット上のウェブブラウザとウェブサーバー間でのデータの通信を暗号化する仕組みです。通信を暗号化しないと第三者から通信の内容、データの中身を見られ、悪用される危険性が高まります。それを防ぎ安心した通信を実現するためにSSLは生まれました。SSL証明書はWebサイトを作る上で基本となるセキュリティ対策で、見分け方として簡単なのはSSL暗号化通信が行われているとURLの先頭に「https://」、SSL暗号化通信が行われていないとURLの先頭に「http://」がつきます。SSL証明書はレンタルサーバーなど運営している会社から提供されるケースと自社で直接取得するケースがあります。自社で直接取得する場合はCSRの生成、秘密鍵の保存など保守作業が必要となります。

ホームページ運用

ホームページは公開してそのまま放置されるお客様もたくさんいらっしゃいます。しかしホームページは公開してからが最も重要です。なぜなら公開したホームページを見てくれるユーザーを増やさなければ、誰にも見てもらえないホームページが存在するだけ、という事態になってしまいます。
また、ずっと更新していない状態で、ユーザーに見られてしまうのも良くありません。お知らせが何か月も前から更新されていなかったり、ホームページがずっと変わっていないとユーザーに判断されると、会社としてちゃんと機能しているのか不安を抱かせることになり、ユーザーがお客様になる機会を損失することになります。ユーザーに向けて、会社やお店の情報を追加、更新していくことでホームページがユーザーに必要な情報を提供できるホームページに成長していきます。

SEO対策

ユーザーに検索された際に上位に表示されるための施策、SEO対策も非常に重要な要素です。GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入して、自社サイトにアクセスしてくれるユーザーを増やしていきましょう。専用のツールの導入から使い方、SEO対策の具体的な戦略などは専門の知識が無いと難しい部分なので、サポートしてもらいながら進めていきましょう。

保守・運用費用の相場

ホームページの保守費用の価格は制作会社によって様々ですが、相場としては以下の表を目安にして照らし合わせていくと良いでしょう。もちろん、サイトの規模や作業量によって追加で費用がかかることもあるので、注意が必要です。
時間や知識が必要になりますが、保守・運用は自社のみで完結することもできるので、どのようにホームページを運用していきたいか考えて、依頼するか相談してみると良いかもしれません。

月額相場管理内容発注先
~5,000円サーバー・ドメインの利用料金
実質的なサポートは無し
自社で管理
1万円~2万円上記に加えて基本的な保守と軽微な改修中小規模の制作会社
2万円~5万円上記に加えてホームページの修正作業やサポート中小規模の制作会社、大手制作会社
5万円~上記に加えて、集客を考えたアドバイス中小規模の制作会社、大手制作会社

月額~5,000円の保守費用

月額5000円くらいだと、サーバー・ドメイン代の費用を払うだけで、制作会社からサポートを受けられないことが多く、基本的な保守・運用は自社管理となることが多いです。もちろん低価格での提供をしている制作会社もあるので、その場合は月に1回までの軽微な修正などにも対応してくれるケースもあります。

月額1万円~2万円の保守費用

月額1万円~2万円くらいの価格帯がどの制作会社でも基本的な価格帯と言えるでしょう。
サポートしてくれる内容は制作会社によって変わるので、比較してどんなサポートが欲しいか考えてみると良いかもしれません。
修正回数などが決まっているケースが多く、規定された回数を超えた修正・更新、大規模な修正やアップデートは追加料金がかかることが多いです

月額2万円~5万円

少し幅がありますが、月額2万円~5万円くらいの価格帯は、基本的なサポートよりも少し良いサポートを受けられることができることが多いです。
修正回数などは制作会社によって変わりますので、依頼する前にどのようなサポートが受けられるのか確認しましょう。集客がどれくらいあるのか、戦略的なホームページ運用を行うためのパフォーマンスのレポートを送ってもらえる可能性もあります。ただし、レポートだけで集客についてどうすれば良いのかなどのアドバイスはもらえない可能性が高いので、各制作会社のホームページをよくチェックしましょう。

月額5万円~の保守費用

月額5万円以上の価格帯は、どの制作会社でもしっかりとしたサポートを受けられることが多いです。ホームページの様々な修正・改修は、回数制限など制作会社によって定められていますが、MEO対策、コンテンツ作成などの会社の戦略的なホームページ運用のサポートも含まれていることもあります。ただし、ほとんどの制作会社ではSEO対策や広告運用・コンテンツ作成などは別途料金がかかる場合が多いので、注意が必要です。また、月額5万円くらいであれば、本格的に集客などのコンサルティングは受けられない可能性が高いです。本格的に集客を依頼したい場合は20万円以上はかかると想定しておいた方が良いでしょう。

当社の保守サポート

KIS株式会社ではホームページ・Webシステムの保守作業を行っております。保守作業内容として具体的には以下の作業などがあります。

  • ドメイン・サーバーの維持管理
  • サーバー運用
  • WordPressなどのCMSのバージョンアップ、phpなどのバージョンアップ
  • データの定期的なバックアップ
  • 軽微な修正
  • コンテンツ更新代行
  • 広告運用のためのトラッキングコード埋め込み
  • メールアドレスの発行・削除


特にWordPressはCMSの一種でコードの知識がなくても比較的簡単にホームページを作ることができるシステムで、世界でも多くのWebサイトがWordPressを利用しています。利用者が多いので攻撃の対象となりやすいです。WordPressはWordPressそのものだけではなく、カスタマイズするためのテーマやプラグインを利用してホームページを作ることがほとんどです。そこでWordPress本体、テーマ、プラグインの3つを定期的に最新版にアップデートする必要があります。
古いバージョンのまま運用し続けると脆弱性の原因となり、サイバー攻撃を受けた時に被害が大きくなってしまいます。

関連記事
WordPressとは?できることや注意点、使用方法を解説


また、ホームページの運用代行も承っております。ホームページからお客様を増やしていくためには定期的な更新が必要です。
運用作業として具体的には以下の作業があります。

  • SEO対策(検索上位表示施策)
  • 広告運用施策
  • ホームページ運用の相談
  • ホームページに新しく追加するコンテンツ(投稿機能、自社サービス情報の追加など)
  • コンテンツ記事改善のアドバイス
  • ホームページ運用サポート
  • 各種SNS連携
  • ランディングページの作成

があります。もちろんこれ以外にもホームページ運用の中で困ったことがあればご相談いただければ、ご対応いたします。
ホームページ完成後のマーケティングを一緒に考えてほしい、万が一のトラブルに備えて対応してくれる人にサポートしてもらいたいなど、
様々なご依頼をお待ちしております。