福岡のWebシステム開発・ホームページ制作会社 KIS株式会社

ECサイト作成

ECサイトとは

ECサイトという言葉はあまり耳なじみのない方もいらっしゃるかと思います。
ECサイトのECとはElectronic Commerceの頭文字をとったもので、「電子商取引」という意味があります。
簡単に言うとECサイトとはインターネット上で商品の売買や取引、物販などを行うことができるサイトのことを言います。
よくWebサイトとECサイトの違いがわからないという質問をいただきますが、Webサイトの種類の1つとしてECサイトがあり、WebサイトとECサイトの違いは、インターネットを使って商取引を行う機能があるかどうかになります。
有名なもので、Amazonや楽天、Shopifyなどがあります。
PCやスマートフォンで商品・サービスの購入、出品、決済が可能であり、スマートフォンの普及に伴い現在では大規模な市場となっています。皆さんも一度は使ったことがあるサービスなのではないでしょうか?
ECサイトの登場で場所・時間を問わず商品・サービスの取引が可能になりました。
経済産業省の調査では日本国内での2022年の電子商取引の市場規模は22.7兆円となっており、非常に大きな市場であるといえます。
ECサイトをオープンすれば新しい顧客を増やすビジネスチャンスが増えます。
今回はそんなECサイトについての情報をまとめました。

ECサイトとネットショップの違いとは


ECサイトの説明を聞いて、
ECサイトとネットショップ、オンラインショップって同じじゃないかと感じる人もいるのではないかと思いますが、結論から言うと同じものです。
ただ立場によって使い分けられています。
サイトの開発者、運営者側からはECサイトと呼ばれており、一般的なサービスを利用するユーザーからはネットショップと言われています。ややこしいですね。

ECサイトの種類

ECサイトには大きく2種類あります。

  • モール型ECサイト
  • 自社ECサイト

モール型ECサイト

モール型サイトとは、代表的なもので言えばAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのことを指し、ショッピングモールのように様々な店舗が集まる
サイトのことを言います。
例えば楽天市場では、楽天が開発した商品が売買されているわけではなく様々な企業、お店が商品を出していると思います。このようなサイトがモール型ECサイトです。

モール型ecサイトのメリット

・初期費用が自社ECサイトよりも安い

モール型ECサイトでの出品は自社のドメインやサーバーを設置する必要がなく、またサイトを作る必要が無いので初期費用が安く抑えられるメリットがあります。そのため比較的手軽に出品しやすいということにも繋がります。

・集客力がある

楽天市場など、有名なサイトであれば多くのユーザーが利用しているので、集客力があるといえます。
多くのユーザーが利用しているので、それだけ自社の商品を買ってもらえるチャンスが増えます。

・簡単に出品ができる

既存のモール型ECサイトを利用するので、出品する方法が決められています。それに沿って利用すれば比較的簡単に商品を出品することが可能です。

モール型ECサイトのデメリット

・そのサイトのサービス利用料、手数料がかかる

初期費用が抑えられるとはいえ、モール型ECサイトに立ち上げる際は、そのサービスを利用するための料金や、
売り上げるごとの手数料などの費用がかかるので注意が必要です。

・ブランディングがしにくい

サイトのデザインや、独自の取り組みができないので、他の企業との差別化が図りにくいというデメリットがあります。

・他社との競争率が高い

ユーザーはモール型ECサイトの中で商品を探すわけですが、例えば携帯の充電器などで検索された時に同じような商品が並びます。ユーザーは商品の見た目、価格、目立った特徴などしか比較することがなく、非常に競争率が高いです。

自社ECサイト

自社ECサイトとは、自社内でECサイトを所有し、サイト内で自社の商品やサービスだけを販売できるサイトのことです。代表的なサイトは多数あります。ユニクロやNIKE、Appleなどが自社ECサイトを持つ企業です。
自社のECサイトであることから、モール型ECサイトと違い、自社ブランドを考えたサイトデザインやブランディングを行えるというメリットがあります。モール型ECサイトよりも自由に、柔軟にネットショップを運営できます。

自社ECサイトのメリット

・長期的な目線でのコスト削減

自社サイトECは最初のサイト構築の費用がモール型ECサイトよりもかかるものの、モール型ECサイトのサービス利用料や売り上げごとの手数料が発生しないため、長期的に見ればコストを抑えられる可能性があります。

・自社のブランディングを確立できる

自社ECサイトは自分でサイトのデザインや、ブランディングが可能なため、商品やサービスのイメージを表現したサイトデザインなど、自由にブランディングを行うことができます。また自社のサイトなので他社の商品、サービスと並ぶことがなく、自社の商品、サービスのリピーターを増やすことができる可能性があります。

自社ECサイトのデメリット

・初期費用がかかる

自社ECサイトはサイトを構築する必要があるので、初期費用がかかります。
サイト構築のためには知識などが無い場合、Web制作会社などに依頼する必要があります。
もちろんサイト作成費用も依頼する会社によっては抑えられますが、初期費用がモール型ECサイトに比べてかかってしまう可能性があることがデメリットです。

・集客が難しい

モール型ECサイトは、例えば楽天市場など有名なサイトは多くのユーザーが利用しますが、自社ECサイトはそのような土台がないので集客が難しい場合があります。ユーザーが検索をして、自社サイトを見つけてもらい、アクセスしてもらう必要があります。有名なブランドであれば商品名、サービス名で見つけてもらうことが可能ですが、これからブランドを確立していく段階だとユーザーに見つけてもらう必要があります。
SEO対策やWeb広告などの戦略が重要になってきます。つまり、自社でマーケティングをする必要があります。検索上位になれば多くのユーザーが集まり売上上昇が可能になりますが、検索順位の向上は時間がかかります。こちらがデメリットになります。

ECサイトの作り方

自社ECサイトを作るとなると、構築方法はいくつか種類があります。その中からどれを選択するか決める必要があります。色々な情報を見ながら検討しましょう。

フルスクラッチ

フルスクラッチは本当にゼロからサイトを構築していく方法です。システムを構築するためのパッケージやテンプレートなどを使用せずにサイトを作り上げます。本当にゼロから設計して作成していくので、サイトのデザインの細部、機能など自由に作ることができます。事業規模が大きい会社などがフルスクラッチでサイトを作ることが多いです。ただしフルスクラッチは自由度が高い代わりに費用が高額になることが多いです。また制作期間が長くなるというデメリットがあります。

パッケージ

ECパッケージとはECサイトに必要な機能があらかじめ準備されているものを利用してECサイトを構築していく方法です。サーバーにパッケージをインストールしてECサイトを作ります。例えば商品や在庫の管理などの機能があらかじめ用意されていて、それを利用する、カスタマイズしてECサイトを構築していきます。
EC-CUBEやecbeingなどが代表的なECパッケージになります。

ASP

ASPとはApplication Service Providerの略称で、パッケージと違いパッケージをインストールせずに、提供されているクラウド上でECサイトを構築する方法です。クラウドを運営している会社がシステムのアップデートやサーバーなどを管理しているため、自社でサーバー管理をする必要がないというメリットがあります。
また、パッケージに比べて構築するまでの期間が短く、費用も低く利用できることがメリットになります。
ただし、パッケージに比べてカスタマイズの自由度は少し低くなります。
BASEやSTORESなどが代表的なASPになります。

クラウドEC

クラウドECとはクラウド上にあるプラットフォームでECサイトを構築する方法です。ASPと同一だと思われる方もいますが、クラウドECの方がカスタマイズの幅が広いというメリットがあります。その代わりASPよりも費用がかかることが多いのがデメリットと言えます。

このように様々な種類のECサイトのメリット、デメリットを把握しながらどうやって自社ECサイトを作るかを決める必要があります。
KIS株式会社でもECサイト制作を行っています。どのようにネット上のお客様と自社をつなげていくか、まずはご相談からでも大丈夫です。お客様に最適なECサイトをご提案いたします。お気軽にご連絡ください。