KIS株式会社ではクリニック・病院向けのホームページ制作の依頼を多数いただいており、実績がございます。
今回はクリニックや病院でホームページを作成したい方に向けて、どのように作れば良いのか、ポイントなどをお伝えしたいと思います。
病院・クリニックのホームページを作るにあたって、必要な項目を書きだしておくといいかもしれません。ロゴが必要であるかどうか、病院やクリニックをイメージして、ホームページから予約できるようにしておきたいか、休診日などをお知らせするためにお知らせ欄を置くのか、症状などの解決策などのコラムを載せたいなど、実装したい機能の数によって制作期間が決まるので、把握しておくとスムーズにホームページ制作に移ることができます。
病院・クリニックのホームぺージデザインは多岐に渡ります。ホームページデザインによってユーザーにその病院・クリニックへのイメージが変わってきます。基本とする色を決めるにしても、落ち着いた雰囲気にするのか、不安感をなくすために楽しいような配色にするのかなど、決めていく必要があります。自分の病院、クリニックの雰囲気などから方向性を明確にしておきましょう。
制作時間を把握しておくことは非常に重要です。特に、新しくクリニックを作る方は早急にホームページを必要とするケースもあります。そうすると1~2週間でホームページを完成させたいと思う方も多いので、どれくらいの時間で完成させたいのか把握する必要があります。
制作会社に依頼する場合は、2~3か月期間が必要な会社もあるので把握しておきましょう。
あなたのクリニック・病院のホームぺージを利用する人がどういう人なのか、想像して、ターゲットとして設定すると良いかと思います。年齢層や男女比、どのような悩み、ニーズを持ってくるのかを把握しておくことは非常に重要です。ここを把握していないとホームページの方向性が固まらないので少しでも考えておくことをオススメします。
ホームページにどれくらいのお金をかけるのか、病院やクリニックによって変わる部分だと思います。
予算によって、ホームページを作る方法も変わっていきます。できるだけ安く機能も必要最低限にするのか、最初からクオリティを求めたホームページにするのかの方向性も決めておきましょう。
病院・クリニックのホームページを作る際には、注意点がいくつかあります。厚生労働省が指針として発表している医療広告ガイドラインというものがあります。これは医療機関のウェブサイトに関して、以前は医療機関ホームページガイドラインにより、医療機関や医療関係団体の自主的な取組を促してきましたが、美容医療などの相談件数の増加などの問題が増え、虚偽または誇大広告の規制をするために発表されました。
基本的な考えとしては、
医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)
これらの基本的な考えに基づき、規制が行われています。
こちらのルールを守ってホームページ運営をしないと、是正を命じられたり、罰則を受ける可能性があるので、把握しておく必要があります。厚生労働省の医療広告ガイドラインに記載されている広告の定義とは、
これらの要件を満たすものを広告としています。
そのうえで
これらの広告が禁止されています。
・比較優良広告の例
「芸能人○○も当院で治療を受けています」
「日本で最高峰のがん治療技術を提供いたします。」
「県内No.1の医師が在籍しております」
このように、他の医療機関と比較して自らの病院、診療所が優良であることを宣伝することを禁止しています。
また、芸能人、著名人などとの関連性を強調して、他の医療機関よりも著しく優良であることを誤認させてしまう宣伝も禁止されています。これは事実であったとしても、広告を見た人に誤解を与える可能性があるため禁止されています。
「国からの特別な許可を得た治療を施します」
「このような症状のまま放っておくと、命にかかわります」
このように、許可されていることが特別であると誤認させるような広告や、科学的に根拠がない、または乏しい情報であるにも関わらず大げさに治療をあおるような広告は誇大広告として禁止されています。
「必ず成功する手術です」
「絶対安全な手術です」
このように、絶対や必ず、100%などの事実とは異なる情報により、患者等に著しく誤解を与える広告は禁止されています。
もちろん他にも禁止されている広告があるので、一度医療広告ガイドラインを読んでみて、病院・クリニックのホームページを作成する必要があります。また多くの決まりがあるため、これは禁止されているか判断できない場合は各都道府県の地方自治体や保健所で医療に関する広告の窓口が設置されているので、相談してみることも手の1つです。(一覧リンク)
また、医療機関などの命や健康を扱うサイトは、Googleの検索品質評価ガイドライン内でYMYLというトピックに分類されるので、こちらの観点からも注意が必要です。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、Googleは金融や医療などの人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、その他のトピックよりも厳しく評価しています。
なぜこのような分類分けをするかというと、YMYLなコンテンツは正しい情報や信頼性のあるコンテンツでないと、人々の生活に多大な損害を与える可能性があるためです。YMYLなトピックを扱うサイトでは、Googleはその情報が正しい情報であるのか、信頼性があるのかを評価して検索結果に反映させているので、注意してホームページ運営をするようにしましょう。
上記の注意点を守った上で、医療機関のホームページで必要最低限の情報をまとめてみると
これらの項目の記載があれば最低限医療機関のホームページとして成り立ちます。
逆にこれらの情報は必ずホームページに掲載する必要があります。
ただ、これらの情報だけだとユーザーに興味を持ってもらうことができない可能性があります。
そこで
これらの情報をホームページに載せておくと、ユーザーに安心感を与えたり、この病院・クリニックに相談したいと思われるホームページになるための材料になります。また、高齢者の方がホームページに訪れることも考えて、ホームページ内の文章を大きめに設定するなど、ユーザー目線に立ってホームページを作っていきましょう。
では、実際に病院・クリニックのホームページを作る際に、どのような方法があるのか見ていきましょう。
大きく2つがあります。
ホームページを作る際、自分に知識があればもちろん自分で作ることが可能です。そうでなくとも、今ではホームページを自分で簡単に作るためのツールがあるので、それを使ってホームページを作ることが可能です。
ただ、ツールなどを使ってホームページを作ろうとすると、カスタマイズが柔軟にできず自分が想像した理想のホームページにならない可能性があります。そうした場合はホームページ制作会社に依頼するのも1つの手です。
ホームページ制作会社に依頼すると自分で作るよりも費用は高くなる可能性がありますが、自分のホームページに必要な機能やデザインを実装することができます。相談しながらホームページ作りを進めていくことができるので、安心です。詳しくはこちらの記事でも書かれているので是非ご覧ください。
ホームページは完成して終わりという訳ではありません。医療機関であればホームページに実際にアクセスしてもらい、興味を持ってもらったり、予約してもらうこと、通ってもらうことへのきっかけになることが非常に重要です。
そこでホームページ運営に力を入れる必要があります。具体的にはどのようなユーザーがアクセスしているか、どれくらいアクセスがあるかなどを分析して施策を打っていくことが必要になっていきます。
アクセスするユーザーがどのようなページを見ているか、どれくらい見ているかなど、集客を可視化してを分析できるGoogleアナリティクス、どのような検索ワードで自社のホームページが表示、アクセスされているかを分析できるGoogleサーチコンソールなど、ツールを活用していきましょう。
また、ホームページを作ったまま何もしなければアクセス数は増えづらいので、分析した結果を見ながら対策をする必要があります。Googleはユーザーにとって有用なサイト、コンテンツかどうかを評価して検索結果に反映させているので、新しいコンテンツを作ったり、ホームページを更新することが必要になります。
医療機関であれば、「ユーザーが求めている病気や症状についてのコンテンツを継続的に作成する」などをすることで自分の病院・クリニックのホームページが育っていきます。こちらも別の記事で詳しく書いているので是非ご一読ください。
今回は病院・クリニックなどの医療機関のホームページを作るための方法、作るうえでの注意点、作成方法などをお伝えしました。
ホームページを作ることや、作った後の施策などは知識がないとなかなか難しい部分もあると思います。
その際はその道のプロであるホームページ制作会社に相談することをおススメします。
KIS株式会社ではこれまで多くの医療機関のホームページ、Webシステムを開発してきました。
クオリティの高さはもちろん、制作後のサポートも行っており、一緒にホームページを育てていくことが可能です。
お気軽にお問合せください。