コマンドラインを使う時に「このコマンド、よく打つけど長ったらしくて面倒だよなぁ」と思うことってありませんか?
今回はそんなよく使うコマンドのエイリアス設定について、簡単にご説明します。これを使えば、使用頻度の高いコマンドを短縮できて、作業効率がグッと上がります!
エイリアスって何?
まず、「エイリアス」とは、「ある項目や要素に別の名前や識別子を割り当てること」で要するに別名のようなものです!
長いコマンドやよく使うコマンドに短い別名をつけてコマンドを短縮してしまおうというのが今回の記事の趣旨です!
エイリアスの設定方法
今回は私が良く使用するdockerコマンドのエイリアスを設定してみたいと思います!
1.お使いのターミナル(私の場合はWSL2環境でUbuntuを使用しているため、Ubuntuのターミナルを使用しています)を開き、ホームディレクトリまで移動します。
2.使用しているシェルの設定ファイルを開きます。使用しているシェルが分からなければ
echo $SHELL
と入力すれば使用中のシェルが出力されます。私の場合はbashを使用しているので.bashrcファイルが設定ファイルになるので、このファイルをテキストエディタで開きます。 zshを使用している方は.zshrcが設定ファイルになるかと思います。 この設定ファイルはシェルの設定を格納するためのもので、シェルが起動するたびに自動的に読み込まれます。ユーザーがログインするときや新しいターミナルウィンドウを開いたときに.bashrcが実行されることで、エイリアス設定、環境変数などのシェルの設定が適用されます。
3.設定ファイルを開いて以下の行を追記します。
alias d='docker'
4.変更を反映させる
source ~/.bashrc
このように変更すると
d ps
と入力するだけでdocker ps
コマンドが入力されたと解釈されて、起動中のdockerコンテナが出力されます!
便利ですね!
私はよく使用するコンテナに関しては
alias プロジェクト名='docker exec -it 対象コンテナ bash'
としてターミナルにプロジェクト名を入力するだけでコンテナに入室することができるようにしています。
不要になれば削除すればいいので時間短縮や打ち間違いでイライラしなくて済むのでオススメです!
最後に
エイリアスを使えば、面倒なコマンドを短縮して、スムーズに作業を進められます。自分がよく使うコマンドがあれば、ぜひエイリアスを設定してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!