コマンド履歴を活用しよう!historyコマンドの便利な使い方


みなさんこんにちは、イトニキです!

今回は、ターミナルで作業する際に非常に便利な「historyコマンド」についてご紹介します。このコマンドを使いこなすことで、過去に実行したコマンドを簡単に呼び出したり、作業効率を大幅に向上させることができます!

historyコマンドとは?

historyコマンドは、シェル(bash、zshなど)で実行した過去のコマンドの履歴を表示するコマンドです。単純に

history

と入力すると、過去に実行したコマンドが番号付きで一覧表示されます。
例えば以下のように表示されます

1 ls -la
2 cd documents
3 git status
4 docker ps
5 history

これだけでも便利なのですが、historyコマンドには様々な便利な使い方があります。順番に見ていきましょう!

!を使った履歴の再実行

「!」(エクスクラメーションマーク)を使うと、過去のコマンドを簡単に再実行できます。

  • !! : 直前に実行したコマンドを再実行
  • !番号 : 履歴の特定の番号のコマンドを再実行
  • !文字列 : その文字列で始まる最新のコマンドを再実行

例えば、先ほどの履歴の中の3 git statusを再実行したい場合は

!3

と入力するだけでOKです!

Ctrl + Rを使った逆方向検索

コマンドの一部を覚えている場合は、Ctrl + Rを押して検索モードに入り、キーワードを入力すると該当するコマンドが表示されます。例えば「docker」と入力すると、dockerで始まる最新のコマンドが表示されます。

表示件数の制限

デフォルトでは全ての履歴が表示されますが、直近の特定の件数だけを見たい場合は数字を指定できます。

history 10

と入力すると最新の10件が表示されます。

最後に

historyコマンドを活用することで、コマンドラインでの作業効率が向上します。特に長いコマンドや複雑なコマンドを頻繁に使用する場合は、履歴機能を使いこなすことで作業時間を大幅に短縮できます!

また、以前ご紹介したエイリアス設定と組み合わせることで、さらに効率的な作業環境を構築することができます。ぜひ、これらの機能を活用して、より快適なコマンドライン操作を目指してください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!